優秀なコストカット
こんにちは、ナナチは可愛いですね。妹 です。
変人の役割の続き、
───言うまでもないが、実際の環境と個人が認識する世界には齟齬がある───
今の文明社会は人間に処理しきれないほど複雑になっている。 私達が普段みている映像、ただ居るだけで得ている情報というのは本来とんでもない情報量だ。文字やデータだけではなく、声、臭い、光や部屋の隅にあるホコリひとつまで、こと細かに情報を拾ってなどいたら脳に負担をかけてオーバーフロウしかねない。
故に、個人が認識する世界はその個人の常識(あたりまえ)や価値観で補正され、情報処理にかけるエネルギーを節約している。 なんであれ、より低いコストで代用がきくなら、労力は減らすにかぎるのだ。
正確性を犠牲にした優秀なコストカット、実に効率がいい。
知的生物として進化した人類は自分に利益のある情報だけを拾うことが、自身をより速く確実に成長させると理解したらしい。 人類は浪費家だ、と誰かはいったが、この事においては大した倹約家だと思う。
けれど、個人の常識で補正された世界は推測にすぎず、事実ではない。
そして、人間が足をすくわれるのはいつだって そこ である。
ロンメル将軍だってマジシャン相手に負けるのだ。
優れた能力故に足をすくわれるとは、たいした皮肉じゃなかろうか───。
以上。橙子さんリスペクト。
マジシャンは常識を逆手にとって私達の認識を誘導する達人のひとつ。
砂漠の狐とマジシャンの化かし合い……なろう小説か?
マジシャンのほう。ジャスパーマスケリンは、 歴史上の人物で好きな人のひとりです。 解説動画みつけたのでよかったら
【ゆっくり解説】世界の奇人・変人・偉人解説【ジャスパーマスケリン】 https://nico.ms/sm28650514?cp_webto=share_others_iosapp