杜の学生ブログ

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ゲノム医療って何だろう?

こんにちは!



今日は、最近話題になっているゲノム医療に関して、
バイオ系の勉強をしている自身の知識を交えながら話していきたいと思います。






そもそもゲノムとは

ゲノムとは、遺伝子を意味する「gene」と、全てを意味する「ome」を合わせた造語で生き物の持つDNAに含まれる全ての遺伝子情報のことです。

ここから得られる情報は、その人の設計図であり、その設計図を徹底して調べ上げることで効率的、効果的に治療を行っていきます。

この医療のすごいところは、現在の体の調子だけではなく、遺伝子を構成する因子から、遺伝性の疾患の有無や、薬に対する副作用、さらには、血縁者の遺伝情報・家計情報の解析で発症前に診断が行えるところです。

www.hosp.ncgm.go.jp/s038/genomicmedicine/index.htm 参考



何に効果的なの?

現在は、がんに対してがこの治療法のメインになっているようです。

その理由は

  • がんの原因が遺伝子の変異の蓄積だから
  • 変異が起きた遺伝子が患者さんごとに異なる

だと思われます。

がんの原因が遺伝子にあるから、遺伝子を分析して効果的な薬を、個人単位で用いていくことができるようになります。ただ、デメリットもあり、全てのがんに対応できるわけではない、進行がんのみが対象であるそうです。

今後個人単位での治療として、ゲノム分析に基づいて事前に、なりやすい病気や、遺伝する病気にも対応していくことが期待されます。



費用は?

費用はかなり高額になっています。これも、がん治療を参考にしたものなのですが、現在(2019/11/27)2種の検査が対象となっており、公定価格は56万円だそうです。ここに自己負担の割合を乗じた分が費用としてかかります。

高額医療養費制度を使えばもう少し費用を抑えることをできる人もいるそうです。

まだ研究途中なので費用はかなり高くなっています。
ここからの研究で、最適化され、安価になることを期待しましょう。



デメリットは?

まだまだ守備範囲が狭いことです。
ゲノム治療をするためには、病気の原因となる遺伝子配列の解析が必要であり、現在ではまだ多くがわかっていないことが原因ではないかと考えられます。



最後に

今はまだ発展途上ですが、ここからさらに成長していく分野であり、かなり期待値の高いものだと思います。

今後、個人が将来なる可能性のある病気の予防のために、安価で使えることを期待しています。



ではこの辺で、、
見ていただきありがとうございます。




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